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5月の薬師寺通信

照顧脚下(きゃっかしょうこ)
禅寺の玄関にはこの言葉が貼ってあることがあります。
照顧は「注意する」・「用心する」のことで、脚下は「足もと」を意味します。つまり「足もとに用心しなさい」「足もとに気をつけて粗忽な振舞いの無いように」「履物を脱ぎ捨てるな」というような意味になります。

但し禅の考えでは、自己反省を意味し修行者が外に真理を求めるのではなく内なる自己に真理を照見するという外求を戒めた言葉でもあります。
灯台下暗しという言葉があるように他人の足もとは気になりますが、自分の足もとは疎かになりがちです。
つまり「汝自身を知るべし」ということであります。

様々な問題がある今日ですが、他人の悪い事ばかりを指摘するよりもまず自分自身がどうなのかをしっかり知ることが必要なのです。