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11月の薬師寺通信

🪷回向(えこう)の大切さ 🪷


朝のお仏壇のお参りやお墓参りの際に、「般若心経」や「南無〇〇仏」とお唱えになる方も多いと思います。とても尊い仏さまへのおつとめですが、実はそれだけでは功徳が“半分”になってしまうのです。


では、どうすればよいのでしょうか。
それは「回向文(えこうもん)」をお唱えすることです。私たち僧侶も、お経を読みっぱなしにすることはありません。必ずお経の後に回向文を添えます。


回向文とは、「このお経を誰のために、どんな願いを込めて読んだのか」を示す大切な言葉です。ご本尊さまへのお勤めなら家門の繁栄や安穏を、ご先祖さまへのご供養なら戒名を読み上げて、その功徳をお届けします。


さまざまな回向文がありますが、どんな場面にも使えるのが「普回向(ふえこう)」です。皆さまも読経の際には、ぜひこの言葉を添えて心をお伝えください。


普回向(ふえこう)
願わくはこの功徳をもって普く一切に及ぼし我らと衆生と皆共に仏道を成ぜんことを
意味:この読経の功徳をあらゆるものに手向け、すべての仲間がともに仏道(苦しみからの解脱)を成就できますように。