今月、大阪府宗務所主催の檀信徒研修で、3年ぶりに大本山永平寺へ参拝して参ります。
21年前、雪が降りしきる山門に立ったあの日の記憶は、今も昨日のことのように鮮やかによみがえります。
先日、永平寺では南澤猊下から羽仁猊下へと不老閣(住職)が交代されましたが、私が安居していた当時は宮崎奕保(えきほ)禅師の御代でした。
宮崎禅師は私たちに、
「一日一日、仏の真似をしなさい。一日続ければ一日の仏、一週間続ければ一週間の仏、一年続ければ一年の仏である」
と、日々の実践と生活の大切さを懇懇と説いてくださいました。
永平寺の山門には、次のような聯(れん)が掲げられています。
「家庭厳峻不容陸老従真門入」
「鎖鑰放閑遮莫善財進一歩来」
ーーどんなに地位や名誉、財産がある者であっても、真の求道心がなければこの正門をくぐることは許されない。しかし、真に仏道を求める者であれば、門は常に開かれており、誰であれ受け入れる。
という、永平寺の厳格さと慈悲を表す深い教えです。
久しぶりの永平寺拝登となりますが、当時の初心に還り、改めて心を引き締めてお参りしてまいりたいと思います。