月、久しぶりに永平寺へ参拝してきました。
「初心忘るべからず」ではありませんが、あの厳かな空気に触れ、改めて身が引き締まる思いです。
禅寺では、日々の「食事」も大切な修行の一部とされています。
実は、禅宗で食器を扱うときには「親指・人差し指・中指」の3本の指を使う作法があります。この3本を「浄指(じょうし)」、残りの薬指と小指を「不浄指(ふじょうし)」と呼びます。
これは、古来インドで排泄の後始末などに薬指や小指を使っていた歴史に由来するそうです。
日常でも、お食事のときにこの「3本の指」を少し意識してみるだけで、不思議と所作が美しく、丁寧になる気がします。
また、ご法事やご葬儀の「お焼香」のときも、この3本の浄指でお香をつまみます。
普段何気なく行っている動作も、指先ひとつに意識を向けるだけで、心まで整っていくようです。皆様もぜひ、今日のお食事から意識してみてはいかがでしょうか?