毎年お盆にお送りしている「五如来幡」。
お盆供養は施餓鬼供養とも申しますが欠かせない仏具になります。今月は五如来幡についてお話いたします。
普段お仏壇におられる御本尊は一人ですが、お盆には五人もの仏様(五如来)がおいでになります。
餓鬼道の餓鬼は非常に数が多く、執着も強いため、流石の仏様も“五人がかり”で手を取り合って救済されるのです。
◯ 五つの仏様のありがたいお役割
多宝如来:財産や食べ物への執着を解く
妙色身如来:餓鬼の醜い姿を美しく整える
甘露王如来:甘露の飲食やお経で貪りの心を取り除く
広博身如来:喉や心を広げ、供物やお経を受けやすくする
離怖畏如来:身心の飢えを癒やし、再び餓鬼道へ落ちる恐れを無くす
これらは決して遠い世界の話ではなく、私たち自身の心に潜む「欲」そのものでもあります。
ご先祖様をご供養すると同時に、私たち自身も自らの心を静かに見つめ直したいものです。